Grafanaアラートの電話通知を有効にする

Echobellを使用してGrafanaアラートの電話通知を設定する方法を学びます

深夜 3 時でも Grafana の重大アラートを逃さない

朝起きてダッシュボード一面が赤くなっていて「電話で起こしてほしかった…」と思ったことはありませんか?メールやチャットは便利ですが、本当に重要なインシデントには“電話”が一番確実です。Echobell を使えば、Grafana のアラートを即時の電話通知に変換し、エスカレーションやおやすみ時間も柔軟に設定できます。

このガイドでは、Webhook を使って Grafana と Echobell を数分で接続する方法と、オンコールを楽にするコツを紹介します。

なぜ Grafana に Echobell の電話通知?

  • すぐに気づく: 重要なときに電話は無視できない
  • オンコールに最適: エスカレーション、再試行、おやすみ時間でノイズを管理
  • チーム運用: チャンネル共有や担当ローテーションが簡単
  • シンプル設定: Echobell の安全な Webhook を使って数分で完了

先に読みたい関連ドキュメント:

3 分で Echobell と Grafana をつなぐ

前提条件

  1. Echobell のチャンネルと Webhook URL(詳細は /ja/docs/webhook
  2. Grafana の管理者アクセス
  3. 何らかのアラートルール

ステップ 1 — Grafana に Webhook の連絡先を作成

  • Grafana: Alerting → Contact points
  • “New contact point” → 種別は “Webhook”
  • 名前例: 「Echobell 電話通知」

ステップ 2 — Echobell の Webhook URL を設定

チャンネルの Webhook を指定します(例):

https://hook.echobell.one/t/xxxxxxxx

URL は Echobell のチャンネル設定からコピーします(/ja/docs/webhook)。秘密情報として取り扱いましょう。

ステップ 3 — 動作テスト

  • Grafana の「Test」からテスト通知を送信
  • 数秒で Echobell から電話がかかってくるはずです

ステップ 4 — 通知ポリシーに紐づけ

  • Alerting → Notification policies
  • 重大度の高いアラートに適用されるポリシーを作成/編集
  • 連絡先「Echobell 電話通知」を追加

これで、ポリシーに一致したときに Echobell が発信します。

オンコールを楽にするベストプラクティス

  • 電話は高優先度のみ。低優先度はチャット/メールへ
  • Echobell 側で再試行とタイムアウトを調整(/ja/docs/notification
  • 最初の電話に出ない場合はチームへエスカレーション
  • 非緊急の夜間通知を防ぐ「おやすみ時間」を設定
  • オンコール担当表を最新に保ち、Echobell で共有

応用編:電話の体験をカスタマイズ

Echobell では通話の挙動を細かく制御できます:

  • チャンネルをチームと共有
  • 再試行回数やエスカレーション経路を設定
  • テンプレートでアラート種別ごとに音声内容を出し分け
  • おやすみ時間やバックアップ連絡先を設定

詳しくは Grafana 連携ガイドへ: /ja/docs/developer/grafana

トラブルシューティング

  • 電話が来ない: ポリシーが Echobell の連絡先へルーティングしているか確認
  • Webhook が 4xx: Webhook URL とチャンネルの有効状態を確認
  • 通話が多すぎる: ポリシーを絞る/重大度を下げる
  • 通話が少なすぎる: 重大度を上げる/フィルタを調整

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まとめ

電話通知は、Grafana のアラートに“確実さ”という人間的なレイヤーを追加します。Echobell の Webhook 連携で、適切な人に適切なタイミングで電話を届け、インシデント対応を速く落ち着いたものにしましょう。

今日 5 分でつないで、今夜は少し安心して眠りましょう。

著者:

Nooc

公開日:

2025/04/12